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第11回 灯しびとの集い 閉会の挨拶

20192019.11.11

11月11日。大仙公園大芝生広場。毎年通例の翌日のゴミ拾い。あれだけ大勢で賑わった会場が嘘のように静かです。僕は前日までの余韻に浸りながら集まった他の実行委員と、この2日間の話をするのが好きなのです。

毎日公園に来ていると思われるおじさんに、昨日のイベントをしたものだと言うと「今日は綺麗や。いつもはもっとゴミが落ちとる」と仰りました。これは今年だけに限ったことでは無く、初回から全ての回において灯しびとの後の会場は奇跡的に綺麗なのです。出展者はじめご来場者の皆様、そしてボランティアスタッフの皆様、ご協力心より感謝いたします。実行委員会を代表して御礼申し上げます。

さて、まるで何かを祝福しているかのような小春日和の中、第11回灯しびとの集いは無事に閉幕いたしました。
今年は仁徳陵古墳を始めとする百舌鳥古墳群が世界遺産に認定され、公園利用方法の調整の影響を受けてこれまでの会場ではなく大芝生広場での開催となりました。素晴らしいロケーションの中でとても豊かな時間が流れたかと思いますが、出展者の皆様には搬出入にご苦労をかけてしまい申し訳ございませんでした。

12年前に実行委員会を立ち上げた時、目利きを育てたいという事が会のコンセプトの一つでした。自分自身も、消費を乱暴に促してくる時代の中で流行りに流される事なく自分の目でしっかりと選択する力を養いたいと思いました。僕たちが生きている時代は生活様式が多様化し、風土や気候による伝統的な生き方も少なくなってきた印象があります。自分自身の選択が生活の軸なのです。
また、それを決定づけるのも僕は出会いだと思っています。出会ったモノやヒトが日常生活を彩ってくれるのです。灯しびとの集いがその一助となれる事を願っています。

今年も本当にありがとうございました。また来年も大仙公園にみんなで集いましょう。

灯しびとの集い 実行委員会 会長 
八田亨

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