第12回灯しびとの集いが無事終了いたしました。
出展者の皆様、ご来場者の皆様、ご支援をいただいた皆様、本当にありがとうございました。
今年は例年以上のボランティアにご参加いただきました。3年ぶりの開催となりボランティアの参加数が気掛かりでしたが、とても嬉しく励みになりました。
また、私達スタッフの本部や案内ブースには過去に参加された方達が次々と訪れました。
このフェア自体の成果は実感しにくいのですが、こうやって携わって来た人の輪が大きくなることは結実である様に思います。
2日目は雨予報で1日目に来場者が集中した事もありますが、初日はおそらく過去最高の来場者数だったのではないでしょうか?
2日間を通しては、来場者数はおよそ3万9千人にのぼりました。
それは、皆様が灯しびとの集いを楽しみにしてくださっていた事の現れとも感じられますが、同時に、公園というお互いのモラルとマナーにより秩序が保たれる会場で開催する事の限界も感じました。
第一回目から「出展者も来場者も私たち運営側も楽しかった」と思える二日間にしようとやってきましたが、今年はどうだったのでしょうか?
「昔はもっと作家と話せたのに」と一人の方に言われました。作り手から語られるべきストーリーは雑踏に掻き消され、人気の集中した作家のブースでは人と人との対話が難しい程でした。
私たちは、単にモノを売買する機会を作る為にクラフトフェアを開催しているのではありません。
『実際に優れた作り手に会い、話を聞いて、選ぶ』という機会に意義を感じます。
多くの作家が一堂に会するクラフトフェアだからこそ出来る事は何か。
今後は、それを考え対話し続け、対策を打つべきだと感じています。
今後も継続して灯しびとの集いを開催し、出展者も来場者もスタッフも、関わる人全てが灯しびとの集いを楽しみ、有意義な場を提供し続けるため、私たちも努力を続けてまいります。
また来年以降も、皆様にお会いできることを楽しみにしております。
灯しびとの集い実行委員会
会長 八田亨